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彼の作品は次から次へと旋律が現れては絶妙な位置で絡み合い、そして溶けて行く… まさにそれは絶品スイーツのような甘美な音樂である。 彼が生きた時代は ブラームが中心とする古典主義的な立場を取る保守派と 調性崩壊により新たなる新境地を切り開こうとするワーグナー一派の革新派で ドイツ音樂が最盛期を迎えようとしていた中 フランスでどちらの音樂も否定せず、中道的な位置を保っていた。 音樂的には広範囲に旋律を対応させ、アトナルな和声や転調も頻繁に見られるが、 完全に調性から逸脱することはなく和声と旋律が程よく混ざり合っている音樂が特徴的である。 またオペラの※ライトモティーフ的な短い動機を様々な音楽に取り入れている。 個人的には夜想曲の3番と6番、ヴァイオリン・ソナタ第1番がおすすめ。 ※短い動機で、曲中何度も繰り返し使われるモチーフのこと フォーレはラヴェルの師としても有名。 |
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