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ラヴェルはドビュッシーと共に印象主義の音樂を代表するフランスの作曲家である。 彼は精緻な構成力や古典的な明晰さなどを特色としているが、当時新しいとされるジャズやスペイン音樂などを果敢に取り入れながらも自身の音樂性を壊すことなく絶妙に操り新しい世界を造り出した。 しかし『音』の響きを大事にしていた為か彼の曲はとても弾きにくい!(指と指の間を素早く弾くなど) 譜面からラヴェル自身相当なピアニストだったと伺うことができる。 音樂の世界でラヴェルと言うと、いろんな音樂家の曲を編曲したり、「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」と言われるほど卓越した管弦楽曲を作っていることからどちらかと言うとピアノ曲の作曲家と言うイメージでは無くやはりオーケストラの方だと言える。 ラヴェルほど緻密なオケを作れる作曲家は数少ない。 しかしそんなラヴェルは生前にこんなことを言っている。 「はじめからオーケストレーションを作ろうとした曲などない。あとからこの曲はオーケストレーションに出来るものをそうしたまでだ」とまさに彼らしいアイロニーたっぷりのコメント。ありがとうございます。 |
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