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彼の音楽を聴くと大変、努力家で、頭の良い人だったんだなぁと感じてしまう。 その音の並びは明らかに音楽の歴史と言うべきか、その積み重ねを 確実に理解し、それを表現できるまで何度も何度も試行錯誤しなければ 鳴らす事の出来ない音の結晶だからである。 つまり「閃いちゃった」的な音の並びでは決してない。 そうそれは建築家の設計図の様なシステマチックな音樂なのである。 ストラヴィンスキーは基本的にロマン派を愛する私の流れでは無いが 空間を使った音響的な響きがロマン派とは違ったアプローチで 情緒的なあの「キュン」を感じる事ができる。 それはバロック音楽を彷彿させる音の積み重ねと調性的な要素の強いセリーが 絶妙なバランスでかもし出される妙技である。 ちなみに「火の鳥」は1910年版が好き! |
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タグ: 未聴感 1001の顔を持つ男 改訂し過ぎ~ | ||
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